会長挨拶

観音寺商工会議所青年部 令和6年度スローガン

変わろう 変えよう 今、私たちから
ー存在意義を明確にし、その存在価値を高めるとき。ー


 
『変わろう 変えよう 今、私たちから-存在意義を明確にし、その存在価値を高めるとき。-』
令和5年度、創立41年目の観音寺商工会議所青年部は、このスローガンを掲げて1年間走り切りました。青年部メンバー一人ひとりの力により、そして応援して下さるすべての皆様のお力添えにより、青年部自体に多くの変化があり、そして周囲に多くの変化をもたらしました。
 
毎月1回、年齢、性別、所属団体の垣根を超えて誰もが参加可能で、明日からの経営に役立つ「経営者セミナー」の開催、観音寺市に対する「政策提言」活動、創立40周年事業として行った市内中学生による観音寺に対する主張「語ろう!叫ぼう!観音寺!」の開催、新たな企画で臨んだ「銭形まつり」、復活した土曜デー「ふるさと夜市」への参画など、文字では表現できないほどの充実感のあった年度でした。「青年部が頑張っている」「青年部が変わった」「青年部が何かやってくれる」といったお言葉を耳にするたびに、私の掲げた方向性、そしてメンバーで歩んだ道程は間違いではなかったと感じます。
 
ただ、私たちは現状に満足し、止まるわけにはいきません。なぜならば、刻々と状況が変化していく予測困難な現代において、現状維持は衰退のはじまりであることを自覚せねばなりません。自企業の発展、さらには地域経済の活性化を担うべき青年経済人である以上、変化を受け入れリスクをとって、成長し続けなければなりません。
 
これらの思いを込めて、令和6年度、私たち観音寺商工会議所青年部は、意図して再びこのスローガンを掲げます。
 
『変わろう 変えよう 今、私たちから-存在意義を明確にし、その存在価値を高めるとき。-』
 
令和5年度に起こした変化が一過性のもので終わってしまえば、あの一年間の努力は水泡に帰してしまいます。そうならないためにも、まず私たちが変わり、そして私たちが目の前の試練に立ち向かうことで周囲を巻き込みながら変えていくという流れを当たり前にすべく、今年度も具体的な目的、目標に向かって活動してまいります。
 
令和6年度の重点方針は次の3点です。
1.会員自身の成長
2.会員事業所の業績向上
3.会員拡大(5名以上)
 
会員自身の成長、並びに会員事業所の業績向上は、商工会議所の存在意義そのものであり、また、その利益を共有できる仲間を拡大していくことは、地域を支え、将来を担うべき青年経済団体としての使命であると考えており、その根幹は揺らぎません。
そして、3点の重点方針を達成するために、「継続性」と「結果」というキーワードにこだわりながら、大きく分けて3つの活動を行ってまいります。
 
1つ目は、経営者セミナー(経営者研修)です。
今年度も、経営に役立つセミナーをオープン例会の形式で継続いたします。昨年度、月1回、合計12回開催した経営者セミナーの経験、ノウハウ、そして反省を活かしてより良いセミナーを提供できるよう、そしてメンバーの成長につながる運営、設営が行えるよう、改善を加えながらブラッシュアップさせてまいりたいと考えております。
 
2つ目は、観音寺市への政策提言活動です。
昨年度、多くの市民の皆様のご協力のもと約1年かけて取り纏めた「政策提言書」を観音寺市長へ直接手交させていただき、そして同年度内に各部・各課より回答をいただいたうえで意見交換を行うことができました。今年度は、提言内容の実現に向けた観音寺市との協議の継続と、何より「提言の実現」という結果にこだわってまいります。
 
3つ目は、青年部内の交流・関係構築の強化と他青年部・他団体との交流推進です。
現在の観音寺商工会議所青年部は、入会3年未満の会員が半数を占めています。多くの新入会員を迎えられたことは大変嬉しい事である反面、お互いに理解が深まっておらず温度差が広がる一面がありました。その反省を踏まえ、青年部内での交流、関係づくりに注力し土台をしっかりさせてまいります。また、人脈拡大や新たなビジネスチャンス獲得のきっかけとなるよう、友好YEGである焼津商工会議所青年部の皆様をはじめ、他県の青年部や他団体、特に近隣市町の皆様との交流を推進してまいります。
 
私自身、打ち破れない高く大きな壁や目まぐるしく変わっていく現実を目の前にして、理不尽さや諦めを覚えて立ち止まり、右往左往してしまうかもしれません。しかし、冷静に現実と未来に対して真摯に向き合い、今まさに自ら変わること、変えることによってこそ、私たちの大切なものを守っていくことができるという信念のもと、引き続き私が先頭に立ち、全力で職責を果たしてまいりますので、何卒お力添えのほど、宜しくお願い申し上げます。
 
ありがとうございました。
 

観音寺商工会議所青年部
令和6年度会長  庄司 晃弘