会長挨拶

観音寺商工会議所青年部 令和7年度スローガン

Kan-ON-ji YEG 💡スイッチ-ON-
~過去に執着せず変わることを続ける人が時代を創る~


  
この度、令和7年度観音寺商工会議所青年部第31代会長職を預からせていただくことになり新たな決意を表に滲み出しながら歩みを進めてゆく所存でございます。
まずは、これまで地域の発展に尽力されてきた歴代の会長、役員の皆様、そして会員の皆様に深く感謝申し上げます。
日本経済は、常に少子高齢化、物価高、労働力不足、円安といった課題に直面しています。
首都一極集中が続く中、地域経済はこの影響を大きく受けております。
そして、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり、超高齢化社会を迎える「2025年問題」その問題に比例するように、全国出生数は2010年107万人、2023年72万人です。
観音寺市出生率は、2010年は438人、2023年は313人、この数字から思い起こされるのは消滅可能性自治体と言う言葉です。
そんな累積する社会問題や経営不安と日々、向き合っている経営者である私たちはどう在るべきでしょうか。
その答えのひとつに、全国に商工会議所を設立された渋沢栄一翁の論語と算盤に記されている「道徳と経済の合一」があります。
道徳と経済の合一こそが地域社会と地域企業を未来に存続させる唯一の在り方ではないかと。
その道徳とは、地域社会の存続について考え、社会への恩返し、地域貢献、という大きな志です。
経済とは、この地で生業を営む私たち経営者だと考えます。
その大きな志「大立志」を達成させるためには、自社の商売繁盛、地元の祭りへの参画、町おこし事業、小さな志「小立志」を続ける事により、地域の発展と自社の繁栄に繋がる。
その目的を達成するには、“一人ではなく、仲間と共に挑む” ことにあると私は確信しています。
 
令和7年度のスローガンは、-Kan-ON-ji YEG💡スイッチ-ON-
観音寺で経営を支えてくれている全ての人に恩を返す為、常にアンテナをONにし関わる人の心のスイッチまでもONにしてゆく、そんな青年経済人たちの集まりで在りたいと掲げました。
 
令和7年度のサブタイトルは、 ~過去に執着せず変わることを続ける人が時代を創る~
最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。
ダーウィンの進化論を引用し進化しつづけるべき意思を伝えさせて頂きました。
 
政策提言という「大立志」を新たな仲間を集め話し合いながら計画してきた令和5年、6年度でした。本年度はその計画を実行する行動に移す時です。
令和10年度、四国ブロック観音寺大会についても既に、その幕は上がっています。
行動こそ時代を先駆けるべき青年の責務と信じ、力を合わせこの国の地域の礎となるようこの責務を私が旗振り役として果たしてまいります。
まだまだ未熟者ではございますが、何卒お力添えのほど、宜しくお願い申し上げます。
 

観音寺商工会議所青年部
令和7年度会長  筒井 正晴